新しい刺繍枠が届いた。
刺繍仲間のオリジナルで、私もオーダーして作っていただいた。
枠同士を接合する部品は自分で調達したのだが、正式な名前が分からず手こずった。
グリップを握ってネジを緩める部分と、裏のネジを留める部分…キーワードは何で探せばいいのだ?
枠を借りていた時は、裏はリングワッシャーと蝶々型のナットが付いていた。表は五角形のモノだった。
まずは同じものを探すが、見つからない。
握る方のネジの名前は「ロブノブ」というもののようで、五角形だとファイブロブノブ、7角形はセブンロブノブ。
三角形とか十字形などもあるようだ。
ガラス製のカワイイものでも構わない。
私は機能性重視で、握りやすいものを選んだ。
握って回すのでノブ。
なるほど。
そして、先のネジが付いているものが「おねじ」。ネジが付いてないものが「めねじ」。
私が希望するのは「おねじ」で、長さはいくつか種類があった。
40ミリを探す。これより短くても長くても合わない。
次に、おねじを留めるためのワッシャーとナットを探す。
蝶々型のナットは時々手に当たるのでできれば六角形の方が良かった。
こちらは割とすぐに見つかったが、ワッシャー付きとそうでないタイプがあった。
一体型でも構わない気がしたので、そちらを選ぶ。これは「フランジナット」と言うらしい。
すると今度は「セレート」があるのかないのか選べという。
セレートってなんだ?
調べると、ワッシャーの部分に滑り止めのギザギザが付いているものらしい。
これがあるとガッチリと食い込んで外れにくいらしい。
それにしようとそちらを選ぶ。
しかしよく考えてみると、枠は木材なので、ステンレス製のギザギザが木材にガッチリ食い込んだら傷が盛大につくのではないだろうか。ここの開け閉めは何度も行うので、傷がつきすぎると困る。
というわけで「セレート無し」を選んだ。
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1週間ほど待って届いた。
理想通りのディティールで安心した。
手で締めれるだろうかとやや心配したが、全く問題ない。セレートがなくたってフランジナットはキュッと固定してくれた。
ようやく自分の刺繍枠にて作業を進めることができて大変満足している。